岩手で暮らす58歳ズボラ庭師があと20年生き抜くために体の不調と闘いながらも日々を送る物語

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ニゲラの種まき時期はいつがいい?こぼれ種でも花が増える種取りのタイミング

ニゲラの種まき時期はいつがいい?こぼれ種でも花が増える種取りのタイミング

ニゲラとはどんな花?和名・英語や「似た花」について

ニゲラは、ふわふわとした霧のような葉っぱの中に、青や白の星形の花を咲かせる、とても幻想的な草花です。なぜこの花がこんなに人気なのかというと、花が咲いている期間だけでなく、花が終わったあとの「丸いふくらんだ実」まで楽しめる、一年で何度もおいしい植物だからです。

たとえば、ふつうの花は咲き終わるとしぼんでおしまいですよね。でもニゲラは、花のあとに風船のようにぷっくりふくらんだ実をつけて、その姿がまた「かわいい!」と話題になるんです。庭で見つけたら、ぜひ花だけでなく、そのあとの変化まで見守ってあげてください。だからこそ、ニゲラはガーデニングが初めての人にも、ずっと楽しめるおすすめの花なんです。

ニゲラのプロフィール(和名・英語・別名)

ニゲラには、おもしろい名前がたくさんついています。まず覚えてほしいのは、和名(日本での名前)です。

ニゲラの和名は「クロタネソウ(黒種草)」といいます。これは、花が終わったあとにできる種が、まっ黒だからなんです。実を割ってみると、本当に黒ゴマのような黒い種がたくさん出てきて、「なるほど、だからクロタネソウなんだ」と納得できます。

次に英語の名前ですが、これがとてもロマンチックなんです。ニゲラは英語で「Love-in-a-mist(ラブ・イン・ア・ミスト)」と呼ばれます。意味は「霧の中の恋」。花のまわりにある糸のように細い葉っぱが、まるで霧がかかっているように見えて、その霧の中で花が恋をしているように見える、という意味です。なんてすてきな名前でしょう。

別名としては、英語名をそのまま訳した「霧の中の恋」のほか、植物の学名である「ニゲラ(Nigella)」がそのまま呼び名として広く使われています。ちなみにこのNigellaという言葉は、ラテン語で「黒い」という意味の「niger(ニゲル)」からきています。やはり、あの黒い種が名前の由来になっているんですね。

このように、ニゲラには「黒い種」にちなんだ名前と、「霧のような姿」にちなんだ名前の、2つの顔があるんです。

ニゲラに似た花はある?

ニゲラを庭で見つけたとき、「あれ、これって別の花かな?」と迷うことがあるかもしれません。実はニゲラには、姿がよく似た花がいくつかあります。

代表的なのが「チドリソウ(千鳥草)」と「オルレア」です。

まずチドリソウは、ニゲラと同じころに咲く花で、すっと伸びた茎にたくさんの花をつけます。ニゲラとの大きな違いは、葉っぱと花の形です。ニゲラの葉が糸のように細くてふわふわしているのに対して、チドリソウの花は縦に長く連なって咲きます。見分けるコツは「葉っぱのふわふわ感」です。霧のような細い葉があれば、それはニゲラの可能性が高いです。

次にオルレアは、レースのような白い花が特徴で「オルレア・ホワイトレース」とも呼ばれます。こちらもニゲラと同じく、こぼれ種でよく増える花なので、ナチュラルな庭づくりでよく一緒に植えられます。ただ、オルレアの花は平らに広がって咲くのに対して、ニゲラの花は星のような立体的な形をしているので、よく見れば違いがわかります。

つまり、似ている花を見分けるいちばんのポイントは、ニゲラ独特の「霧のような細い葉」と「ふくらんだ実」なんです。この2つがあれば、まず間違いなくニゲラだと判断できます。

ニゲラのイラストモチーフとしての人気

ニゲラは、絵やデザインのモチーフ(題材)としても、とても人気があります。

その理由は、花の形がはっきりしていて、絵にしたときにとても映えるからです。星のように広がった花びらと、その中心から飛び出したアンテナのようなめしべ、そしてまわりを囲むレースのような葉。この組み合わせが、シンプルながらもおしゃれで、一度見たら忘れられない形をしています。

たとえば、ボタニカルアート(植物を細かく描いた絵)や、おしゃれな雑貨のデザイン、刺しゅうの図案などで、ニゲラはよく登場します。特に花のあとにできる風船のような実は、まるくてユニークな形なので、これだけを描いてもかわいいイラストになります。

庭でニゲラを育てていると、その美しい姿をスケッチしたくなる人が多いのも、よくわかる話です。もしお絵かきが好きな方なら、ぜひ庭のニゲラを題材にしてみてください。

花言葉は本当に怖い?誕生花や色別の意味

ニゲラには「花言葉が怖い」という噂があります。でも安心してください。その本当の意味を知ると、むしろニゲラがもっと愛おしくなりますよ。

ニゲラ全体の意味と「怖い」噂の真相

ニゲラの花言葉には、たしかに少しドキッとするものがあります。代表的なのが「不実(ふじつ)」「困惑(こんわく)」「夢の中の恋」などです。

「不実」や「困惑」と聞くと、たしかに「ちょっと怖いかも」と感じるかもしれません。では、なぜこんな花言葉がついたのでしょうか。

その理由は、ニゲラの花の姿にあります。ニゲラの花は、糸のように細い葉っぱに囲まれていて、まるで霧の中に隠れているように見えます。花がはっきり見えそうで、見えない。つかまえられそうで、つかまえられない。そんなミステリアスな姿が、「本当の気持ちが見えない=不実」「どうとらえていいか迷う=困惑」というイメージにつながったといわれています。

つまり、怖い意味があるというよりは、「霧の中で恋をしているような、神秘的で少し切ない花」だからこそ、こうした花言葉がついたんです。決して不吉な花ではありません。むしろ、奥ゆかしくてロマンチックな花だと考えると、見え方がガラッと変わりますよね。

ニゲラの色別(ブルー・青・白・ピンク)の花言葉と誕生花

ニゲラは、色によって少し雰囲気が変わります。代表的な色は、ブルー(青)、白、ピンクの3つです。

いちばんよく見かけるのが、ニゲラの「ブルー(青)」です。すきとおるような青色は、ニゲラのいちばんの魅力で、霧の中に咲く花のイメージにぴったりです。庭に植えると、まわりの緑によくなじんで、とても上品な雰囲気になります。

「白」のニゲラは、清楚(せいそ)でやさしい印象です。ナチュラルな庭づくりが好きな人に人気で、ほかの花の色を引き立ててくれます。

「ピンク」のニゲラは、かわいらしくてやわらかい雰囲気です。庭が一気に明るく華やかになるので、女性に特に人気があります。

色ごとに正式に決められた花言葉があるわけではありませんが、青には「冷静さ」や「神秘」、白には「純粋さ」、ピンクには「やさしさ」といったイメージを重ねて楽しむ人が多いです。

そして、ニゲラは誕生花にもなっています。ニゲラが誕生花とされるのは、おもに5月18日や4月22日などです(地域や本によって少し違います)。もし身近にこの日が誕生日の人がいたら、ニゲラの花を贈ってあげると、ちょっとしたサプライズになりますね。

庭に植えてはいけない3つの理由

ニゲラを調べていると、「植えてはいけない」「怖い」という言葉が出てきて、不安になる人もいるかもしれません。でも、その理由を一つずつ見ていくと、「なんだ、そういうことか」と安心できます。ここでは、その代表的な理由をわかりやすく説明します。

理由①:こぼれ種で「増えすぎ」て困るから

「植えてはいけない」と言われるいちばん大きな理由は、ニゲラがこぼれ種でどんどん増えるからです。

ニゲラは、花が終わったあとにたくさんの種をつけます。その種を取らずにそのままにしておくと、実がはじけて種が地面にこぼれ落ちます。これを「こぼれ種」といいます。このこぼれ種が、次の年に勝手に芽を出して、また花を咲かせるんです。

たとえば、最初は数株だけ植えたつもりが、次の年には庭のあちこちからニゲラが顔を出して、思った場所と違うところまで広がってしまう、ということが起こります。これが「増えすぎて困る」と言われる理由です。

でも、見方を変えれば、これは「植えっぱなしでも毎年花が楽しめる」というすごい長所でもあります。増えてほしくない場所のこぼれ種は、芽が出たうちに抜いてあげれば大丈夫です。種を取りたい分だけ残して、あとは早めに摘み取る。これだけで、増えすぎる心配はぐっと減ります。

理由②:ニゲラの「毒性」への誤解

もう一つの理由が、ニゲラの「毒性」です。「毒があるなら危ない花なのでは?」と心配になりますよね。

ここはとても大切なので、正しく知っておきましょう。一般的に園芸で育てるニゲラ(クロタネソウ)の種には、ごく微量のアルカロイドという成分が含まれています。そのため、種を口に入れて食べるのはやめましょう。特に、小さなお子さんやペットが、黒い種をうっかり口にしないよう気をつけてください。

ただし、ここで誤解してほしくないのは、触る分にはまったく問題ないということです。花を摘んだり、葉にさわったり、ドライフラワーにしたりする分には、安全に楽しめます。手で触れただけで体に害が出るような、危険な花ではありません。

よく「ニゲラの種はブラッククミンという香辛料(スパイス)だから食べられる」と書かれていることがありますが、これには注意が必要です。料理に使われるブラッククミン(ニゲラ・サティバ)は別の種類で、園芸店でよく売られている観賞用のクロタネソウとは別物です。観賞用として育てたニゲラの種は、食用にはしないでください。「見て楽しむ花」と「食べるスパイス」は分けて考えるのが安心です。

理由③:地植えだと管理しづらいと感じる人がいるから

3つ目は、こぼれ種の話とも関係しますが、「地植え(庭の土に直接植えること)にすると管理が大変だと感じる人がいる」という理由です。

ニゲラは丈夫で育てやすい反面、放っておくと自分の好きな場所で増えていきます。きちんと整えられた庭をイメージしている人にとっては、「あちこちに勝手に生えてくる」のが、少し管理しづらく感じることがあるんです。

でも、これも工夫しだいで解決できます。たとえば、鉢やプランターで育てれば、種が散らばる範囲をしぼれるので、増えすぎを防げます。また、花が終わったらこまめに実を摘み取れば、こぼれ種を最小限にできます。

つまり、「植えてはいけない」というのは「危ない」という意味ではなく、「ほうっておくとよく増えるから、少しだけ管理を意識してね」という、やさしい注意なんです。コツさえつかめば、初心者でもじゅうぶん楽しめる花ですよ。

ニゲラの種類・品種一覧

ニゲラには、いろいろな品種があります。花の色や形が少しずつ違うので、好みに合わせて選べるのも楽しみの一つです。ここでは、特にユニークな品種をご紹介します。

ユニークな花姿の「グリーンマジック」

数あるニゲラの中でも、特に変わった姿で人気なのが「ニゲラ・グリーンマジック」です。

ふつうのニゲラが青や白、ピンクの花を咲かせるのに対して、このグリーンマジックは、その名のとおり「緑色」の花を咲かせます。正確にいうと、花びらのように見える部分が、すずしげなグリーンと白の組み合わせになっていて、まるで緑の星がはじけたような、ユニークでスタイリッシュな見た目をしています。

なぜこんなに人気なのかというと、ほかの花にはない「緑の花」という珍しさと、おしゃれな雰囲気が、こだわり派のガーデナーや、お花のアレンジが好きな人にぴったりだからです。

たとえば、花束やアレンジメントに緑のニゲラを少し加えるだけで、ぐっとセンスのいい、こなれた印象になります。ふつうの色のニゲラに飽きてきた人や、人とちょっと違うものを育てたい人には、このグリーンマジックを一度試してみることをおすすめします。

このほかにも、青がとても美しい「ミスジキル」や、八重咲きの華やかな品種など、ニゲラには魅力的な仲間がたくさんいます。育ててみたい色や形から選んでみてください。

ニゲラの育て方と成長過程

ここからは、いよいよニゲラの具体的な育て方です。ポイントさえおさえれば、初心者でも簡単に花を咲かせられます。種まきの時期から発芽のコツまで、順番に見ていきましょう。

ニゲラの開花時期(花期)

ニゲラの花が咲く時期、つまり花期(かき)・開花時期は、おもに春から初夏にかけてです。

具体的には、だいたい4月から7月ごろにかけて花を咲かせます。地域や種まきの時期によって前後しますが、ちょうどほかの春の花が終わりかけて、庭が少しさみしくなるころに咲いてくれるので、とてもありがたい花です。

たとえば、チューリップなどの春の球根の花が終わったあと、入れ替わるようにニゲラが咲き始めると、庭が再びにぎやかになります。花そのものが楽しめる期間は、一株あたり数週間ほどですが、株がたくさんあれば、長い期間にわたって青やピンクの花を楽しむことができます。

種まきの時期(春・3月・寒冷地はどうする?)

ニゲラを種から育てるとき、いちばん大切なのが「種まきの時期」です。ここを間違えると、うまく育たないこともあるので、しっかり覚えておきましょう。

ニゲラの種まきは、基本的には「秋まき」が一番おすすめです。具体的には、9月から10月ごろに種をまきます。秋にまくと、冬の寒さにあたることで株がしっかりして、春にたくさんの花を咲かせてくれます。

ただし、ここで注意が必要なのが、寒さの厳しい寒冷地(北海道や東北、山間部など)の場合です。寒冷地で秋にまくと、小さな苗のまま厳しい冬を迎えることになり、寒さで枯れてしまうことがあります。

そこで、寒冷地では「春まき」がおすすめです。雪がとけて、土が耕せるようになる春、だいたい3月から4月ごろに種をまきます。私が住んでいる岩手のような雪深い地域でも、春になってから種をまけば、初夏にはちゃんと花を楽しめます。「秋にまきそびれた」という人も、春まきならまだ間に合いますので、あきらめないでくださいね。

まとめると、暖かい地域は秋まき、寒い地域は春まき(3月~4月)と覚えておけば大丈夫です。

発芽のコツと成長過程

ニゲラの種まきで、ぜひ知っておいてほしい大事なコツがあります。それは「種にしっかり土をかぶせる」ということです。

なぜなら、ニゲラの種は「嫌光性種子(けんこうせいしゅし)」だからです。むずかしい言葉ですが、これは「光が当たると芽が出にくくなる、光が嫌いな種」という意味です。

たとえば、植物の種の中には、光が当たらないと芽が出ないもの(好光性種子)もありますが、ニゲラはその反対です。種が光を感じてしまうと、うまく発芽してくれません。ですから、種をまいたら、上から5ミリほどの土をかぶせて、しっかり光をさえぎってあげることが、発芽を成功させる最大のコツになります。

種をまいてからの成長過程は、こんな流れです。まず、土をかぶせて適度に水やりをすると、だいたい1〜2週間ほどで小さな芽が出てきます。最初に出てくるのは、細い糸のような頼りない葉ですが、これがニゲラの赤ちゃんです。そこからだんだんと、あの霧のようなふわふわした葉を茂らせていきます。

その後、茎がぐんぐん伸びて、つぼみがつき、やがて青や白の花を咲かせます。そして花が終わると、いよいよお待ちかねの「ふくらんだ実」へと変化していくんです。発芽から開花、そして実になるまでの変化を見守るのは、ニゲラ栽培のいちばんの楽しみですよ。

次のシーズンへ繋ぐニゲラの実と種取りの方法

ニゲラの本当の魅力は、実は花が終わったあとにあります。ぷっくりとふくらんだ「実」と、そこから取れる「種」。これを上手に活用すれば、来年もまたニゲラを楽しめます。

花が終わった後に膨らむ「ニゲラの実」

ニゲラの花が咲き終わると、花の中心がだんだんとふくらんできて、風船のような丸い「実」になります。これがニゲラの実です。

この実が、本当にユニークでかわいいんです。まるで小さな提灯(ちょうちん)や、ぷっくりした風船のような形で、てっぺんからは細いツノのようなものが何本も飛び出しています。花が終わってがっかりするどころか、「ここからが本番!」とわくわくする人も多いんです。

たとえば、咲いているときは青い花だったニゲラが、花のあとには、緑色に赤むらさきの模様が入った、おしゃれな実に変身します。この実の中に、あの真っ黒な種(ニゲラ種)がぎっしりとつまっています。実をやさしく振ると、中でカサカサと種が音を立てることもあり、それがまた楽しいんです。

種取りのタイミングと上手な種の取り方

来年もニゲラを咲かせたいなら、この実から種を取っておきましょう。ここでいちばん大切なのが「種取りのタイミング」です。

種取りのベストなタイミングは、実が完全に乾いてからです。具体的には、緑色だった実がだんだんと茶色く色づいてきて、表面がカサカサに乾き、てっぺんの部分が少し開いてきたころが合図です。

なぜこのタイミングが大事かというと、まだ実が緑色でやわらかいうちに取ってしまうと、種が十分に熟していなくて、まいても芽が出ないことがあるからです。逆に、放っておきすぎると、実が自然にはじけて種が地面にこぼれてしまいます。「茶色く乾いて、上が少し開いたら取りどき」と覚えておきましょう。

上手な種の取り方は、とても簡単です。よく乾いた実を、ハサミで茎ごとチョキンと切り取ります。このとき、実の下に紙袋や封筒を用意しておくと、種がこぼれても受け止められて便利です。切り取った実を逆さまにして、指で軽くもむと、中から黒い種がパラパラと出てきます。

取れた種は、よく乾かしてから、封筒や小さな袋に入れて、湿気の少ない涼しい場所で保管します。袋に「ニゲラ・ブルー」「採取日:◯月◯日」などと書いておくと、次にまくときにわかりやすくて便利ですよ。こうして種をつないでいけば、お気に入りのニゲラを毎年ずっと楽しむことができます。

咲いた後も飾って楽しむ!切り花とドライフラワー

ニゲラは、庭で育てて見るだけではもったいない花です。切って部屋に飾ったり、ドライフラワーにしたりすれば、お部屋の中でも長く楽しめます。

みずみずしい姿を楽しむ「切り花」

ニゲラは、切り花としてもとても優秀です。すらりと伸びた茎の先に咲く花は、花びんに生けるだけで、お部屋がぐっとおしゃれになります。

切り花にするときのコツは、花が完全に開ききる少し前、つぼみがほころび始めたころに切ることです。こうすると、お部屋の中で少しずつ開いていく姿を、長く楽しむことができます。

たとえば、ニゲラのブルーを何本か、シンプルなガラスのびんにまとめて生けるだけで、まるで絵本のワンシーンのような、すずしげで上品な雰囲気になります。霧のような細い葉が、花を引き立ててくれるので、ほかの花とむずかしく組み合わせなくても、ニゲラだけでじゅうぶん絵になるんです。水を毎日とりかえてあげれば、長く新鮮な姿を楽しめます。

アンティーク風でおしゃれな「ドライフラワーの作り方」

そして、ニゲラの楽しみ方の最高峰ともいえるのが、ドライフラワーです。ニゲラはドライフラワーにとても向いていて、しかも作り方がとても簡単なんです。

ニゲラのドライフラワーがすばらしいのは、花だけでなく、あの風船のようにふくらんだ実も、すてきなドライフラワーになるからです。むしろ、実のほうがアンティーク風でおしゃれだと、人気があるくらいです。

作り方はとても簡単です。まず、花や実がきれいな状態のものを、茎ごと切り取ります。次に、数本をまとめて輪ゴムでしばり、風通しのよい、直射日光の当たらない場所に、逆さまにつるします。あとは1〜2週間ほど、そのままじっくり乾かすだけです。

たとえば、青く咲いた花を乾かすと、少し色あせて、アンティークのような深い色合いになります。ふくらんだ実を乾かすと、こげ茶色のシックな色になって、独特の存在感が出ます。これをリースやスワッグ(壁にかける花束)にアレンジすると、お店で売っているような、おしゃれなインテリアになるんです。

庭で咲いた花を、種取りまで終えたあと、最後にドライフラワーとして部屋に飾る。こうしてニゲラは、一年を通してずっと私たちを楽しませてくれる、本当に働き者の花なんです。

まとめ

ここまで、ニゲラの魅力や育て方、種取りからドライフラワーまで、たっぷりご紹介してきました。

「植えてはいけない」「花言葉が怖い」といった噂もありますが、その正体は「こぼれ種でよく増えること」と「霧の中に咲くような神秘的な姿からついた花言葉」でした。どちらも、ニゲラが危ない花だという意味ではなく、むしろニゲラならではの魅力の裏返しだったんですね。種の取り扱い(口に入れないこと)にさえ気をつければ、安心して楽しめる花です。

ニゲラのすばらしさは、なんといっても「長く楽しめる」ことです。秋か春に種をまけば、初夏には美しい青や白の花が咲き、花が終われば風船のようなかわいい実がふくらみ、そこから種を取れば来年にもつながります。そして最後はドライフラワーとして、お部屋の中でも長く活躍してくれます。

こぼれ種で増えすぎることにさえ少し気をつければ、ニゲラは初心者でも簡単に育てられて、一年中いろいろな姿で楽しませてくれる、最高の植物です。庭でニゲラを見つけたあなたは、とてもラッキーです。ぜひこの記事を参考に、花から実、そしてドライフラワーまで、ニゲラのすべてを楽しんでみてくださいね。

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