草花のことを全く知らないズボラな庭師が、少し花に興味を持ち探索する話

50代からのもがき!草花が気になる年頃になる

50代からのもがき!草花が気になる年頃になる

はじめまして。「今日出会えた草花図鑑」へようこそ

50代の庭師が、今さら草花にハマりました。

専門家なのに知らないことだらけ。だからこそ専門用語ナシで、あなたと同じ目線で一緒に賢くなれる草花ブログです。

間違うこともあるけど、肩の力を抜いて楽しんでいってください。

① 50年も生きてきて今さら「草」にトキメクとは思わなかった

正直に言います。

私はつい最近まで「草」が大っきらいでした。

庭師という仕事をしているので、毎日のように草と向き合ってきました。
でもそれは「かわいいなあ」なんて気持ちではなくて、「ああ、また生えてきた」「早く抜かなきゃ」という、めんどくさいものとしての草でした。

あなたにとっての草も、たぶんそんな感じですよね。道ばたにわさわさ生えていて、名前も知らないし、知ろうとも思わない。そういう存在だったはずです。

ところが、です。

50年以上も生きてきて、子どもたちもみんな巣立って、自分もそろそろ「おじいちゃん」と呼ばれる年代になってきた今になって、急にあの「うっとうしい草」がかわいく見えてきたんです。

これにはわたし自身がいちばんびっくりしています。「えっ、今さら?」って。

② 「気になるけど、よくわからない」あなたへ

このブログを開いてくれたあなたは、きっとこんな気持ちなんじゃないでしょうか。

「散歩中に見かけた花の名前が気になる」
「庭に勝手に生えてきたこの草、抜いていいのかな?」
「植物って興味あるけど、図鑑を見ても専門用語ばっかりでよくわからない」

わかります。すごくわかります。

世の中の植物図鑑って、お堅いものが多いんですよね。
「葉は互生し、花序は散房状で・・・」みたいな、聞いたこともない言葉がずらーっと並んでいる。あれを読んで「なるほど!」となれる人は、もうすでに詳しい人です。わたしたちみたいな「気になるけど、よくわからない人」には、ちょっと不親切だなあと感じていました。

だから、このブログはそういう難しい言葉を使いません。
「散房花序(さんぼうかじょ)」みたいな言葉が出てきても、「1本の茎から枝分かれして、たくさん花が咲くことね」と、わたし自身がかみくだいてお伝えします。だって、わたしもさっき調べたばっかりなんですから。

③ これは「老い」じゃなくて、新しい目が開いただけかもしれない

なんで急に草花が気になりだしたんだろう??

最初は「やっぱり歳のせいかな」と思っていました。

体にもいろいろ変化が出てきました。健康診断ではLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロールですね)の数値が悪くなったり、腎臓のはたらきが落ちてきたり。お医者さんに「気をつけてくださいね」と言われる回数も増えました。体が「もう若くないぞ」と教えてくる年頃なんです。

でも、よくよく考えてみると、これは単なる「老い」じゃない気がするんです。

わたしはこれまで、ずっと「樹木」を中心に仕事をしてきました。
大きな木の手入れをしたり、診断をしたり。目線はいつも上を向いていたんです。空に向かってのびる立派な木ばかり見ていました。

それが最近、ふと足元を見るようになり、しゃがんで地面に近いところをじーっと見てみたんです。そうしたら、今まで「ただの草」だと思っていたものが、小さな小さな花をつけていたり、朝と夕方で違う表情を見せていたり・・・。「えっ、君、こんなにきれいだったの?」と。

これはたぶん、目が悪くなったんじゃなくて、見える世界が広がったんだと思います。今まで気づかなかった足元の世界が、急に色づいて見えるようになった。そういうことなんじゃないかと。

④ もしかして、父と同じ道?「庭師目線」だからこそ語れること

実は、思い当たることがあります。

わたしの父も、植物にかかわる仕事をしていました。
「樹木医(じゅもくい)」といって、木のお医者さんのような仕事です。父は花が好きで、山に生えている小さな草花、いわゆる「山野草(さんやそう)」も大事にしていました。

ただ、わたしの記憶では、父はもともと「花そのものが大好き」というタイプではなかった気がするんです。木の仕事をしているうちに、だんだん草花のほうにも目が向いていった。そんな感じだったように思います。

そして今、わたしも同じ道をたどっています。
木の仕事から入って、気づけば草花が気になってきている。さらに最近は「苔(こけ)」まで好きになってきました。あの、じめっとした場所にびっしり生えている緑のやつです。よく見ると、苔って山野草にどこか似ているんですよね。地味だけど、近づいてみると驚くほど精巧で美しい。

きっとわたしは、父と同じ運命をたどっているんでしょうね。なんだか、それも悪くないなと思っています。

このブログの正直な弱点を白状します。
わたしは草花についてはド素人です。本当にゼロからのスタートなので、ときどき間違ったことを書いてしまうかもしれません。

でも、これこそがこのブログの最大の強みだと思っています。

完璧な専門家の解説は、世の中にいくらでもあります。
でも「庭師なのに草花は知らなくて、今いっしょに学んでいる人」の解説は、なかなかないはずです。

「へえ、庭師さんでもこれ知らなかったんだ!」
「なんだ、専門家でも調べながらやってるんだ、じゃあ自分も気軽に始めていいんだ」

そう思ってもらえたら、これ以上うれしいことはありません。

⑤ 名前を一つ知るだけで、世界はキラキラしはじめます

ここで一つ、お約束させてください。

このブログを読んでいくと、あなたはきっと「名前を知る楽しさ」に気づきます。

たとえば、これまで「白い花」としか見えなかったものが、「あ、これオオアマナだ」とわかった瞬間。その花は、もう「ただの白い花」ではなくなります。星の名前を持っていたり、明治時代に海をわたってきた歴史があったり、そんな物語が見えてくるんです。

人間の名前を覚えると、その人が「知り合い」になりますよね。草花もまったく同じです。名前を一つ覚えるたびに、道ばたの草が「知り合い」になっていく。そうすると、いつもの散歩道が、知り合いだらけのにぎやかな道に変わるんです。景色がキラキラしはじめる、というのはそういうことです。

しかも、これにはお金もかかりません。
特別な道具もいりません。

必要なのは、ちょっとだけしゃがんで、足元を見てみる気持ちだけです。50代からでも、60代からでも、いつ始めても遅すぎることはありません。むしろ、立ち止まってゆっくり花をながめる時間が持てる今こそ、いちばんいい時期なのかもしれません。

⑥ さあ、いっしょに足元の世界をのぞいてみませんか

このブログ「今日出会えた草花図鑑」では、わたしが日々の散歩や仕事の中で出会った草花を、一つひとつ紹介していきます。

名前や特徴はもちろん、

「これって雑草?それとも残すべき?」
「もしかして毒があるの?」
「実は食べられたりする?」

といった、あなたが本当に知りたい素朴な疑問にも、ズボラに、わかりやすくお答えしていきます。むずかしい言葉は使いません。専門用語が出てきたら、その場でかみくだきます。間違っていたら、いっしょに「あ、ちがった!」と笑いましょう。

完璧じゃないからこそ、気楽に読めるブログを目指しています。

まずは今日、家を出るときに、足元をちょっとだけのぞいてみてください。きっと、今まで気づかなかった小さな花が、あなたを待っています。その花の名前を、このブログでいっしょに見つけていきましょう。

それでは、どうぞ穏便な気持ちで、肩の力を抜いて楽しんでいってくださいね。

これからよろしくお願いします。

error: Content is protected !!