人生で一番重要な教訓

これから伝えることは、誰にとっても人生で一番重要なことだと思っているので
絶対に脳ミソに叩き込んでおいた方がよい!

大学を卒業し就職しました。仕事中に技術的なことは教わるかもしれないけど、人生を変えるような重要なことを教わることはほとんどなかったです。

結果主義社会なので会社に利益が出ないことは、会社では誰も教えてくれなかったです。社員同士の教育ではなく、セミナーとかそういう場にまかせっきりの学習しかない所が多いですが、そのような場もないことが多いので、あるだけましかもしれないですね。しかし、そのようなセミナーであっても、人生を変えるようなことを教わった記憶はないです。報連相くらいかな。

■意外にも人生で重要なことはバイト時代に教わることが多い

大学1年の春休みに一関に帰省中、バイト先でひとりの老人と出会いました。当時の年齢で70歳を超え戦争を体験してきた方でした。

70歳ではあるが、まだ誰にも腕相撲で負けたことがないと言ってました。自分も腕相撲には少し自信があったので、それならと勝負してみましたが、それにもかかわらず、あっさりと負けました。その岩石のような腕っぷしを1mmたりとも動かすことが出来ず、全く太刀打ちできなませんでした。近くの団地に住んでいると言ってたのを覚えています。当時70歳だから今生きていれば100歳を超えているはず。

そんな彼に、さらっと言われた言葉ですが、今では自分にとって一番重要で格言的な存在になっています。それが、これ!

「自己管理ができない奴はダメだ!」

しかし、せっかくもらったこの言葉は当時の自分にはまだ理解できませんでした。なぜなら、「自己管理=健康管理」だと、軽く考えていたからです。

まだ若い自分は健康とか病気とか意識できないでいました。当時にかかる病気といえば風邪とか頭痛、二日酔いくらいでしたが、この後とんでもない病気をおこすことになり、その時に少し気づかされました。

■自己管理に落とし穴!意外にも言われているそばからダメダメだった

このバイト期間が終わり、八戸に帰りました。しばらくしてゲームをしていると、腰が痛い事に気づきます。座っていることさえできない痛みになっていきました。当時なぜか流行っていたのが椎間板ヘルニアで、自分もその恐れがありました。

3つの病院を回りましたがどうも椎間板ヘルニアではないようだ。それじゃぁは何なんだ、という事だが、結局当時の医療ではわからずじまいでした。

苦しい思いをしながら数か月がたち、夏休みも終わるころ、最後に診てもらった病院で、旧型のヘルニアかもしれないと言われなしたが、そのように診断をくだした病院でもよくわかっていないようでした。再び八戸に帰り、最後の病院ですすめられたリハビリのできる病院で治療することになりました。

ひとつ目の治療は、「腰に注射」を打ってみて様子を見る。それで治らなければ「全身麻酔をしたブロック注射」になります。自分の場合は、3回注射を打ってもだめでした。ブロック注射を打ってみると痛みが少なくなり、その後背筋をして、これまでだましだまし30年以上生活してきました。

しかし完全に治ったわけではなく、右足側面部、特にふくらはぎ付近には今でもしびれ感はあります。右の腰部分では常に引っかかるような違和感があって、これはずっと変わらないが、当時苦しんだような痛みはないです。痛みを感じる予感がしたら背筋をするようにするとよくなるようです。このことからも筋力が落ちると、腰が危険だという指令を出すようですね。

そこで思い出すのが「自己管理ができない奴はダメなヤツ!」という格言ですが、その時は、まだ自己管理を健康管理だと思っています。

そこでなぜ腰痛になったのか原因を突き詰めることにしました。そこで思ったのが腰痛になる直前にこのおじいさんと仕事をしたバイトしか考えられないです。それはモロ重いものを持ち、腰に負担がかかる仕事でした。力や体力、筋力には自信があったので腰に負担がかかっているのがわからないでいたのでしょう。これが長い期間続くと腰は悲鳴をあげるようです。その結果おこったのが、椎間板ヘルニアもどきの腰痛です。

結局、この格言を言われているまさにその瞬間に、腰痛という病が自分に襲いかかろうとしていたのでした。

決してそのおじいさんが悪いわけではなく、結局自分の自己管理能力が乏しかったことが原因なのですが、若いころにそれがわかるはずがないと後で思いました。

診断結果も出ない”しびれ”に苦しみ、腰痛というその厄介な病気は20歳から今でもずっと患っている病ですが、この腰痛によって腰を気にするようになったことは、結果として良かったのかもしれないです。

■これが自己管理だ!

健康管理は自己管理に字が似ているので近いものを感じるかもしれないです。

結局、「健康管理は自己管理の中に含まれている」ことがあとでわかりました。

自己管理の中に含まれているものは、健康管理、体調管理、時間管理、感情(精神)の管理、モチベーションの管理、お金の管理、といったもの全てです。

たとえば、健康管理以外での自己管理には、

「自分の気持ちを抑えられない」ことがあれば、
それは自己管理(感情の管理)ができていないという事。

「いつまでもゲームをして楽しいからと終わることができない」
これも自己管理(時間管理、感情の管理)ができていないという事。

「財布に5,000円が入っていて、後先のことを考えずにすっかり使ってしまう」
これも自己管理(お金の管理、感情の管理)ができていないという事。

この例のようなことがあれば「自己管理が出来ていない」という事ですが、
人間は感情を持つ生き物だから「感情の管理」が結構含まれていることがわかります。

自己管理というのは、感情が人を引っ張ることが多くあるので、感情を高めたり抑えるような管理方法を行なうことができれば、自己管理の改善につながると思います。

少し哲学的になってきましたが、自分が教わった「自己管理」とはそういうものだ、と色々と学んでいくうちにわかるようになりました。

決して「自己管理」=「健康管理」でなはいです。

だから、バイトをするのは、お金を稼ぐことだけではなく、色々なことを学ぶ場でもあります。むしろそのような気持ちで臨めばキツイバイトも意外と面白いものになるかもしれない、ということを肝に銘じておくとよいかもしれないですね。