40代になるとなぜか金縛りになることが多くなりました。
はじめて金縛りにあった時はまったく体が動かず、なぜか声を出すこともできないことから、自分にふりかかるかもしれない恐怖におびえていました。
なぜだかわからないが、目だけは開けることができるようで、その唯一動かせる目を開けることにしばらく躊躇しました。
なぜなら、目を開けたそこに何かがいたら・・・そんな恐ろしいことは考えたくもなかったです。
自分は霊感はなく、霊という存在もまだ見たことがないです。
ただ、霊は見えないけれども、霊のようなモノが寄ってきやすい、いたずらされやすいという事はあるようですね。
一関市内にも霊が集まっていやすい場所があって、自分がその場所に行くと、必ず熱を出したりすることがあります。
これから、そんな場所で、どんな出来事がおきたかをご紹介します。
■T公園での出来事
それは、高校3年生の時。
T公園に壊れたドーム型の建物があります。
その建物は不気味な気配が漂い、全く良くない。
ドーム型の建物の中を覗いた次の日から3日間、しかも夜だけ熱が上がる現象が起きました。
まだ暑い9月のことで、プールの授業をサボったバツで、放課後200m泳がされた事があるから、その時期であることはしっかりと覚えています。
それは、熱が出て2日目のことでした。「熱があるので休みます!」とも言えず、しっかり200m泳いだ。正確には当時は泳げないので歩いた、です。
熱が出たのは夜だけなので、何が原因の熱なのかわからないです。
それ以来、何十年とそこに行くことはなくなりました。
■ご神木では確かに・・・
ある時は、一関市内の剪定の仕事でその家のご神木ともいえる屋根よりも高い五葉松の剪定をした時のことでした。
当時造園会社にまだ勤めていたので、社長と一緒にその巨大な五葉松を刈り込んでいました。
休憩に入り下に降りました。
後ろから肩をポンと2回叩かれたので「なに?」と言って後ろを見てみると・・・誰もいない(怖)!
ハッキリと強く叩かれたことは覚えています。
だからほかの誰かのいたずらかと思ったけど、従業員はすでに全員休んでいました。
人数も数えました。
自分にはその状況がなんなのかわからず狐につままれた様になっていました。
そして次の日からまた3日間熱を出して仕事を休みました。
原因がその「ポンッ」と叩かれた事でおこったのかわからないけど、何かがいたことは確かです。
■草刈り作業場の重い嫌な空気
ある時は、また例のT公園ですが、水道施設の草刈りの作業で、鍵付きのフェンスで覆われた誰でも入れないような場所での出来事です。
その場所に行ってみると、空気が重く違うことが、霊感がなくてもわかりました。
息苦しい・・・。
でも草刈りをしなくてはいけない・・・。
とりあえず1日目は終えましたが、次の日もその現場でした。
「今日もここか。嫌だなぁ」と思いながらも、その現場に入るとまた息苦しさが戻ってきました。
その現場にいるときには何も起こらなかったけど、次の日からまた熱が出ました。
近くには防空壕があったことを後で知りました。昔、何かあったのかな?
T公園という所は何かと霊が集まりやすい場所のようですね。
それ以来絶対にそこには行きたくないと思いました。
でも何かが呼んでいるのだろうか行きたくなることがあったり、子供に行こうとせがまれたりすることもあります。
できるだけ行かないようにしたいと思っているのですが・・・。
■測量作業中に・・・見られている!
ある時は、測量の作業で、もろ曰くつきの現場に入りました。
何かあることは以前から言われていた場所でした。
すり鉢状の地形で、低い所が畑になっている場所で、上からの見晴らしは良いが、何かに見られているような気持ちの悪い現場でした。
案の定、次の日からノドの腫れが治まらず、結局、5日間も休むことになりました。
しかも一緒に稼いでいたもう一人も”お前の風邪が原因”で休んだ。
という事にされ、無性に腹が立ったことを思いだしました。
風邪かもしれないが自分では風邪ではないと思っています。
そんな簡単に、それも暑い9月に風邪なんかひけるものかと思いました。
やはりあそこも危ない場所かもしれない。
■平泉東下り行列後に突然
ある時は、こんなこともありました。
それは毎年5月3日の平泉義経公東下り行列に、当時の会社が選ばれ参加した時のこと。
東下りの人員に欠員が出たということで、当時祭り好きだった自分は立候補したが、ほかに誰もいなくて当選しました。
平泉義経公東下り行列は昔から行われている町をあげての伝統的なお祭りだったのでうれしかったです。
祭りは無事終わったけど、次の日から5日間、熱が下がらず寝込みました。
自分は霊に好かれやすいタイプなようで、東下りで何かの霊が憑りついたのかもしれないです。
昔からそういう所に行った時などは、次の日あたりから原因不明の熱が出たりします。
全て数日間熱が出た状況なのだが、思い出しただけでもこんなにあります。
現場作業が多い仕事なので、そのような所にいくと、しっかりと欲しくもないお礼(邪気?)をもらって帰ってくることがあります。
■金縛りが切れる時
ある時、また寝ている最中に、金縛りにあいました。
今までは、薄眼を開けて周囲を恐る恐る見てみたことはありました。
霊がいても見えないのかもしれないけど、何も見えないことがわかったので、しだいに慣れて大きく目を見開けるようになりました。
ただ、体は全く動かず、声を出そうとしても全く出ないことは変わらないようです。
そんな中、ひとつ実験してみました。ひたすら大声を出してみよう・・・と。
とりあえず出そうな「おーーーー!」と発声してみたが、やはりなかなか出ない。
しばらく続けていると、何か、スイッチが切れたような感じになり、
突然「おーーーーーーーっ!」という声が出たんです。
自分でもビックリしたと同時に恥ずかしさが込み上げました。
なぜなら、自分は2階にいましたが、まだ1階で家族みんなが起きているのがわかったので、その大声を出したことに対して、気づかれていないか少し恥ずかしさがありました。
金縛りにあう時というのは、周りにはいつも誰も何もいないです。いるかもしれないが何も見えない。
霊感がなくて見えないのかもしれないが、霊の存在というのは見たことがないので信じてはいないけど、あるのかもしれない。
ちなみに我が家の周りは墓地で、住んでいる団地は昔は墓地だったようでした。
この場所は霊の通り道なのかもしれない。
よくわからない現象だだけれども、調べたところによると、金縛りには「霊的」なものと「科学的」なものの2種類が存在するようです。
■妖精に松の木から落とされた
ここの「花巻市奥州街道なごり松」には妖精がいると思う。絶対に!
写真にポワンと映っている白いものがあるけども、何かあっても嫌なので、ここでお見せすることは控えたいです。
現場に入ってすぐに撮った写真に、変なものが映っていることは確認できていたけども、剪定に入る時になぜかワクワクしていました。
こんな大きな松の剪定は数えるほどしかないので、どんなに樹高の高い危険な松だとしても剪定を楽しもうと思いました。
すでに妖精に操られていたのかもしれない・・・
写真に何か映っている以上、異変が起きるかもしれないので気を付けようと作業に入りました。
そして、その時は来た・・・。
剪定作業中のちょうど終わりころに、ちょうど写真にポワンと映っているまさにその場所で、5mの高さから落とされたのです。
両手を使えれば枝につかまって落ちることはなかったのだけれど、利き腕に剪定ばさみを持っていて片手状態だったので、枝を握ることができずに、ずり落ちてしまいました。
瞬時に足の骨折は覚悟しました。
しかし運の良いことに、落ちた場所は枝葉を切って貯めておいたところだったので、全くケガはしませんでした。
最後の最後に妖精にいたずらされてしまったのだなと感じました。